所在地
佐賀県佐賀市神野東4丁目1
祭神
流鏑馬の神
社格
不詳
祭祀
例祭:8月7日
境内社
なし
最寄りの交通機関
JR「佐賀駅」450m
バス「三溝東」50m
周辺スポット
大溝公園、宝蔵禅寺
歴史
- 創始は八幡太郎義家が戦勝祈願のために124段の石段を馬で駆け上りながら、2尺4寸の的に矢を的中させたことだとされている。
- 寛政9年(1797年)、宮司の覚明坊により鳥居が建立。
- 昭和10年、現在地に遷座。
- 昭和62年、改築。
メモ
- 佐賀駅北口側の大通り沿いにある神社。規模は大きくないが、祭神が面白い。
- 境内には社殿の他に道路改修記念碑、公民館らしきものがある。鳥居は現在ライトアップのためか青いシートで囲まれており、青い鳥居のようになっている。
- 戦勝祈願のための流鏑馬から生まれた神社だからか、佐賀BALLONERS(バスケットボール)、久光スプリングス(バレーボール)といった佐賀のスポーツチームが必勝祈願に訪れている。サインもある。
- 読み方は「てきりゅう」。鏑流は流鏑馬がなまったものだと考えられる。
- 御神体は腐触しかかった神馬上に跨り、矢を持ち巻狩のいでたちのような勇壮な姿をしているそうだ。
- 「鍋島直正公伝記」によるとこの付近一帯は、三溝村と呼ばれる豊かな水田地帯で、鍋島本藩の蔵入地だったという。特に鳩麦は献上品として用いられ、200年程前から当神社で献上の神事が行われていたとされる。
- この神様は三溝の氏神様であり守護神様で、「鏑流さん」、「藪さ神」、「藪神様」、「八房神社」など色々な呼び方で呼ばれ親しまれている。建立当時は、文武両道、五穀豊穣、悪霊退散などの神様として崇敬されていたという。
- 社の所在地は元神屋敷といい、3回遷座の後現在地のところに鎮座したという。過去には堀江神社に合祀されていたこともあったという。また、明治維新前は山伏の祈祷所、祈願所であったり、地領主の勧請の神社でもあったらしい。
- 余談だが、現在佐賀県内の神社で流鏑馬をしているのは主に稲佐神社、武雄神社、黒髪神社、白石神社くらいとあまり多いわけではないという。
↑神社正面↑社殿 ↑記念碑↑境内 広場と公民館↑必勝祈願 久松スプリングス↑必勝祈願 佐賀BALLOONERS
来訪日2023/02/20
参考サイト
「鏑流神社」[さがの歴史・文化お宝帳]
https://www.saga-otakara.jp/search/detail.html?cultureId=1883
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