所在地
福岡県春日市須玖北3丁目
祭神
住吉三神
(表筒男命、中筒男命、底筒男命)
社格
無格社
祭祀
例祭:11月第1日曜日
境内社
なし
参道に猿田彦大神の石碑あり
最寄りの交通機関
西鉄「井尻駅」1.0km
バス「御陵」160m
周辺スポット
歴史
不詳
メモ
- 住宅地の中にある神社。森になっているため遠目からだと分かりやすい。しかし、入口は少し入り込んでんのと細いので気づかない可能性あり。
- 境内はほぼ森になっているためか、かなり静かな印象。
- 老松宮(上の宮)、老松神社(中の宮)と並び須玖三神社と呼ばれる。
- 例祭の時には、神前にお供えした大きな鯛2匹を拝殿の前庭で焚き火して焼き、宮座全員で塩をつけ柳箸で食べ、そして五穀豊穣と家内安全を祈願するらしい。
- 「筑前国続風土記附録」には「住吉大神社ヲヲシモ十戸の産神なり 祭る所住吉三神なり 此祠を三の宮と称す」とあるという。
住吉神社のナギの杜
- まず、ナギとはマキ科の暖帯性常緑高木で、沖縄、台湾、中国南部等広範囲に分布している。大きいものでは、樹高20m、直径60cm程に達するという。葉の長さは6cm、幅2cm程で皮針形や楕円状皮針形を対生。葉質は硬く、20〜30本の縦に走る強い平行葉脈を持ち、主脈はなし横には切れにくい。そのため「チカラシバ」の呼び名がある。雌雄別株で、10月頃には10〜15mm位のオリーブ色に熟す実がなるという。
- ナギは1977年(昭和52年)には春日市の「市の木」に選定された。
- 当社境内には大小75本のナギが群生している。杜がいつ造られたかは不明。かつては神社の改築のたびに叢林のナギを伐採、建築用材に用いたらしい。そのためあまり大きな木はない。
- 1963年(昭和38年)、70本以上も群生した珍しいナギの叢林は福岡県の天然記念物に指定された。
- ナギは音が「凪ぎ」に通じることから、航海安全に尊崇されており、丈夫な葉は鏡の裏やお守り袋に入れて災難除けとする風習が各地である。この地「須玖」では縁結びのお守りとして婚儀の際に花嫁が衣装の中に挟むという習わしがあったという。また、葉の端を持って引っ張り合い、切れた葉の大きさを競う子供の遊びにも使用されていたらしい。
↑入口 鳥居 ↑参道 ナギの杜Ⅰ ↑参道 ナギの杜Ⅱ ↑注連石 ↑拝殿↑猿田彦大神
来訪日2023/04/03
参考サイト
「住吉神社」[福岡神社参拝帳]
https://jinja-sanpaicho.com/jinja/jinja.php?id=0252
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